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中国の古典では、
「いまだならざるやまいをなおす」事こそ、上質な医療と考えます。
予防医学とは
発病する前に治す上質な医療のことです。
喉が渇いてか慌てて井戸を掘るのではなく、準備をしておくという大切な考え方です。
今の医療は、具合が悪いところを診て投薬等を行う対処療法であることが多いと思いますが、
病気にならない身体へと導くことこそが、大切なのではないでしょうか。
人の身体にはやじろべえのよう な復元力があり、左に大きく傾 けば右に、右に大きく傾けば左 に戻そうとする力が働きます。 身体に歪みがなくバランスがと れている時、自然治癒力は最も 高く、健康な状態です。
歪みが生じてくると身体はバラ ンスを崩し始めます。気温の変 化などの外的要因や悲しみや怒 りなどの内的要因の影響を受け やすく、心身の健康が損なわれ ていきます。なんとなく調子の 悪さを感じている状態です。
バランスの悪い身体は復元力を 持たず健康を維持することがで きません。免疫が落ち、人間が 本来持っているはずの自然治癒 力も発揮できず、痛み等の不調 を感じている状態です。治療に も時間がかかります。
彼女は奈良市在住で現在84歳。
30年来の定期的な鍼灸受診を欠かした事がない。
子どもの頃から喘息に苦しめられた。
50代半ば、更年期障害も加わり
薬で症状を抑える事に疑問と限界を感じた。
その時機に誘われるように初めて鍼灸院の門をくぐった。
週に1回ずっと通院すれば
突然悪くなるような事はないと言われた。
それから30年、欠かす事のない週に1度の治療が功を奏し、
今では80代にはとても見えないと言われながら
日々充実した生活を送っている。
元気になった奥さんを見て、ご主人も鍼灸治療を続けている。
論より証拠である。